30名以下で最安を狙うならHRMOS勤怠(0円)かレコル(30名以下は月3,000円)。迷ったら全部入りのKING OF TIME(300円/人)が基準器。すでにfreee/マネーフォワードの会計・給与を使っているなら、同系列に寄せるのが連携面で無難です。ただし「1人あたり単価」だけで選ぶと順位が逆転するため、第4章の落とし穴を必ずご確認ください。
1. 比較表(10社サマリー)
| サービス | 月額/1人 | 最低利用料金・条件 | 初期費用 | 無料トライアル | 特徴ひとこと | ソース |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KING OF TIME | 300円 | なし(1名〜) | 0円 | 30日 | ワンプライスで給与・人事労務・データ分析まで込み。利用ID数シェアNo.1(富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2025年版」・2024年度実績) | 料金 |
| タッチオンタイム | 300円 | なし(1名〜・契約期間縛りなし) | 0円(打刻端末は別途) | 30日 | KING OF TIMEのOEM。独自打刻機「タッチオンタイムレコーダー」 | 料金 |
| ジョブカン勤怠管理 | 200〜500円(1機能200円、追加+100円) | 月2,000円 | 0円 | 30日(無料プランも常設) | 出勤・シフト・休暇申請・工数の4機能を選んで課金 | 料金 |
| マネーフォワード クラウド勤怠 | 基本料に5名分込み+6名以降300円/人 | 基本料: 年払い月2,480円(ひとり法人)〜6,480円(ビジネス) | 0円 | 1ヶ月 | ERP型。MF給与・会計とセット前提の設計 | 料金 |
| freee人事労務 | 6名以降400〜1,100円/人(プラン別) | 基本料: 年払い月2,000円〜5,500円(5名分込み)。勤怠打刻はスタンダード(月4,000円+800円/人)以上 | 0円 | あり(期間はページ未記載) | 給与計算一体型。勤怠目的なら実質スタンダード〜 | 料金 |
| SmartHR | 要問合せ(非公開) | 要問合せ | 月額以外の追加料金なしと明記 | 15日 | 勤怠は2025年4月リリースの自社開発機能・有料オプション。30名以下¥0プランあり | 料金・リリース |
| jinjer勤怠 | 「月額300円〜」(製品ごとに異なる・正確な料金は要問合せ) | 要問合せ | 要問合せ(項目のみ掲載) | 1ヶ月 | 統合人事DB型。勤怠単体より複数モジュール利用で真価 | 製品・料金 |
| HRMOS勤怠 | 100円(31名以上)/30名以下0円 | なし | 0円 | 1ヶ月(有料プラン) | 最安級。シフト+50円・有給/届出申請+100円はオプション | 公式 |
| kincone | 220円(税込) | 5名〜(最低月1,100円税込相当) | 記載なし(要確認) | 最大2ヶ月 | 交通系ICカード読取で勤怠+交通費精算を同時処理 | 公式 |
| レコル | 100円 | 30名以下は月3,000円 | 0円 | 30日 | 100円で有給管理・申請承認・36協定管理まで込み。給与計算は+200円で300円プラン | 料金 |
※本表は2026年7月20日時点の各社公式表示のスナップショットです。料金・仕様は改定されます。契約前には必ず各社公式ページで最新条件をご確認ください。誤りのご指摘は hello@ruribrief.com へ(確認のうえ速やかに訂正します)。
補欠として調査したCLOUZA(アマノビジネスソリューションズ)は本体200円/人だが、有給管理+100円・ワークフロー+100円等のオプション課金型(料金、後述の落とし穴①参照)。
2. 各社の解説
KING OF TIME(ヒューマンテクノロジーズ)
1人300円のワンプライスに勤怠だけでなく人事労務・給与計算・データ分析・システムログまで含む「全部入り」戦略が最大の特徴。課金は登録人数ベース、最低人数・契約期間の縛りなし、初期費用0円。富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2025年版」勤怠管理ソフトSaaS/PaaS市場(利用ID数・2024年度実績)でベンダーシェアNo.1。打刻方式はIC・生体・GPS・チャット連携等ほぼ全方位。中堅〜大企業まで対応できる機能の厚みがあり、迷ったらまず比較対象に入る基準器的存在。
タッチオンタイム(デジジャパン)
KING OF TIMEエンジンのOEM製品で、機能基盤は同一。差別化点は指紋・ICカード・パスワードの3認証を1台でこなす独自打刻機「タッチオンタイムレコーダー」とサポート体制。料金は同じく300円/人・初期費用0円・1名から・期間縛りなし。公式公表値は導入70,000社以上・利用者440万人以上(2026年4月時点)、継続率99.7%。打刻現場が店舗・工場中心の中小〜中堅企業に特に強い。
ジョブカン勤怠管理(DONUTS)
出勤管理・シフト管理・休暇申請管理・工数管理の4機能から必要なものだけ選ぶ課金設計(1機能200円、追加ごと+100円、4機能で500円)。機能制限つき無料プランを常設し、有料は月額最低2,000円。500名目安以上は個別見積り。シリーズ累計導入は25万社超とされ、ITトレンドのレビュー投稿数では全体の24%を占め首位。シフト販売現場やアルバイト比率の高い業態に強く、「必要機能だけ安く」を突き詰めたい中小企業向け。
マネーフォワード クラウド勤怠
単体売りではなく「マネーフォワード クラウド」基本プラン(年払い月額換算: ひとり法人2,480円/スモールビジネス4,480円/ビジネス6,480円、月払いは3,980〜7,980円)に含まれる形。基本料に5名分を内包し、6名以降300円/人。初期費用0円・1ヶ月無料。MF給与・会計・経費とデータが自動連携するため、バックオフィスをMF系で統一する企業には合理的だが、勤怠単体目的では割高になりやすい。
freee人事労務
「基本料金(5名分込み)+6名以降の従量」型。年払いでミニマム月2,000円(+400円/人)〜アドバンス月5,500円(+1,100円/人)。注意点は勤怠打刻機能がスタンダード(月4,000円+800円/人)以上でないと使えないこと。給与計算・年末調整・入退社手続きまで一気通貫でき、freee会計ユーザーの小規模企業が給与とセットで導入する形が最も収まりが良い。
SmartHR
従来は勤怠を他社連携で補っていたが、2025年4月に自社開発の「勤怠管理」機能を正式リリース(有料オプション扱い)。やさしい日本語含む8言語打刻対応が特色。料金は企業規模・構成により非公開で完全見積り制(=比較表上は「要問合せ」)、15日間の無料トライアルと30名以下の¥0プランあり。労務管理クラウド市場で7年連続シェアNo.1(デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ・公式サイト表記)。労務・タレントマネジメントを軸に据える中堅以上の企業向けで、「勤怠専業」比較では料金透明性が弱点。
jinjer勤怠(jinjer株式会社)
人事労務・給与・評価・サーベイ等13モジュールを1つの人事データベースで統合する思想の製品。公式表記は「月額300円〜(税別)・製品ごとに金額が異なる」で、正確な単価は料金表ダウンロードまたは問合せが必要(=実質要問合せ)。1ヶ月無料トライアルあり。ITR「人事管理市場」従業員100〜300人未満の企業規模で2年連続シェアNo.1(同社発表)。勤怠単体よりも人事データ統合を狙う100〜300人規模に向く。
HRMOS勤怠(ビズリーチ/IEYASU)
30名以下は0円、31名以上でも100円/人という最安水準。初期費用0円。ただしシフト管理+50円/人、有給休暇・届出申請+100円/人などはオプション課金。シリーズ累計導入社数12万社突破(2026年2月末時点・公式)。無料から始めて成長に合わせ課金する設計で、スタートアップ・30名前後の小規模企業に最適。大企業向けの複雑な就業規則対応は上位専用ツールに譲る。
kincone(ソウルウェア)
220円/人(税込)・最低5名から。SuicaなどのICカードをかざすだけで打刻と交通費読取が同時に完了する「勤怠+交通費精算」一体型が唯一無二。申込月+翌月の最大2ヶ月無料。初期費用は公式に記載がなく要確認。営業移動が多い数名〜数十名のオフィスワーク企業で費用対効果が高い。導入社数は非公表。
レコル(中央システム)
100円/人(税抜)で有給管理・申請承認・36協定管理まで追加料金なしに含む、単機能単価の実力派。30名以下は月3,000円の最低料金、給与計算まで含むプランは300円/人。初期費用・サポート費用0円、30日トライアル。請求書払い選択時のみ月300円の事務手数料。公式公表の導入実績は5,000社以上。ITリテラシーを問わないシンプルUIで、30〜300名の中小企業の「安く・過不足なく」に刺さる。
3. 市場シェア・市場規模の公表データ
- 市場規模(ITR): 就業管理市場は2022年度328億円(前年度比+20.2%)。2022〜2027年度CAGRは14.0%、SaaSに限れば16.7%で、2025年度には市場の8割をSaaSが占める見込み(ITRプレスリリース、『ITR Market View: 人事・給与・就業管理市場2024』)。
- ベンダーシェア(富士キメラ総研): 「ソフトウェアビジネス新市場 2025年版」勤怠管理ソフトSaaS/PaaS市場・利用ID数(2024年度実績)でKING OF TIME(OEM含む)が首位。KING OF TIME本体とタッチオンタイムの双方が「シェアNo.1」を掲げるのはこのOEM関係による(落とし穴③参照)。
- 利用実感ベース(ITトレンド): 2025年7月までのユーザーレビュー投稿数はジョブカン勤怠管理1,511件(24%)、KING OF TIME 1,079件(17%)で2強。
- MM総研による勤怠管理単独のシェア調査は今回の検索範囲では確認できなかった(人事労務分野はミック経済研究所・ITR・富士キメラ総研の引用が主流)。
4. 選定の落とし穴3つ
5. ソース一覧(すべて2026年7月20日取得)
| 対象 | URL |
|---|---|
| KING OF TIME 料金 | kingoftime.jp/costlist/cost |
| タッチオンタイム 料金・実績 | kintaisystem.com/price ・ 実績(トップページ) |
| ジョブカン勤怠管理 料金 | jobcan.ne.jp/price |
| マネーフォワード クラウド勤怠 料金 | biz.moneyforward.com/attendance/price |
| freee人事労務 料金 | freee.co.jp/hr/pricing |
| SmartHR 料金・勤怠リリース | smarthr.jp/pricing ・ リリース |
| jinjer勤怠 | hcm-jinjer.com/kintai ・ price |
| HRMOS勤怠 | hrmos.co/kintai |
| kincone | kincone.com |
| レコル | recoru.in/price |
| CLOUZA | clouza.jp/price |
| ITR 市場規模 | itr.co.jp/topics/pr-20240409-1 |
| ITトレンド シェア動向 | it-trend.jp |